真由美/34歳女性(広島)

主人は36歳です。
ボンドを10代のころからしていたそうです。
シンナーをしないと不安とかイライラすると言います。
先日主人の母と精神科の相談窓口を初めて知り相談に行きました。
見守るようにと受けたのですがやはり心配です。
主人は空調の仕事をしていて去年の12月に経営不振で解雇になりました。
1年4ヶ月働きました。
その間シンナーはしなかったのですが、年を明けて1月15日からまたし始めました。
日を追うごとに性格も不審な行動も、変わっていくのを見るとつらくなります。
今は以前と違い言動もきつくなっています。
私はいったいどのようにしていけばいいのでしょうか。
私は仕事をしているので、夜しか家におりません。
でも主人は夜中に独り言を言ったり、怒鳴ったり意味不明な行動をとります。
これは幻視・妄想でしょうか。
とにかく心配で夜もあまり眠れません。


【回答】めば
大変な生活ですね。
夜中に独り言を言ったり、怒鳴ったり意味不明な行動をとるのがシンナーを吸った上でのことでしたら、幻聴や幻覚の可能性もあります。
シンナーが切れているときには、上記のような行動がないということであれば、100%シンナーの影響だけでそうなっているのでしょう。
問題は、真由美さんが心配で夜も眠れなくなっていることでしょう。
広島県精神保健福祉センターで薬物依存症の家族のための教室をやっていると思いますので一度おたずねになってみてください。
(平日だったら、仕事休んでいくしかないですが)
ご主人の場合、失業がシンナー依存症のリラプス(病気の再発)の原因になっているようですね。
また、仕事に就くことができれば、シンナーは一時的に止まるかもしれませんが、将来的に長期にわたってやめ続けていく可能性は低いです。
彼は何か「転機」が訪れないうちは、なかなか治療的な場に自ら足を向けるということがないかも知れません。
何が転機になるかは人によって違います。
肉体的なダメージを負って気づくシンナー依存症者がいます。
経済的に追い詰められ、にっちもさっちも行かなくなり気づく人がいます。
身近な人が去っていき独りぼっちになって気づき、治療を開始する依存症者もいます。
身近な人が去っていった寂しさからますます、薬物に依存していくタイプの人もいます。
身近な人は依存症者のためにではなく、身近な人自身のために去って行くこともできます。