m・y/中3女性(神奈川)

はじめまして。
私は今、薬物について調べています。
めばさんのお話を読んで、軽い気持ちでシンナーに手を出すことはいけないということや、たくさんのことを知ることができました!
質問します。
シンナーを吸うと、やめられなくなるっていいますが、もしも急にやめたり、吸わないとしたら、どうなってしまいますか?
また、吸う時間が短かったとしても、症状は出るのですか?
教えてください。


【回答】めば
一般的に薬物を(やめられない)という症状は大きく2つに分けることができます。
一つ目の症状は、毎日のように連続して薬物を摂取していると、最初は少ない量で満足し、足りていたものがもっとたくさんの量の薬物を使用しないと満足できないようになっていくのです。
体が薬物を強烈に欲しがっている状態です。
こんな状態の時に薬物を急にやめると(禁断症状)といって聞こえるはずのないものが聞こえてきたり(幻聴)見えるはずのないものが見えたり(幻視)猛烈なふるえに襲われたりします。
アルコールやヘロインなどの薬物に中毒するとこのような激しい症状がつきまといます。
シンナーの肉体的な禁断症状は、私の経験ではそんなに激しいものではありません。
ニつ目の症状は、短期間薬物をやめていても、ストレスの多いおもしろくない生活が続いていると、薬物を使用した結果起こった様々なつらかったことやこわかったこと、悲しかったことなどは忘れ、昔楽しく薬物を使っていた頃のことだけ思い出して、薬物を再使用したいという思いが強烈な渇望(クレイビング)となって、心を支配してしまいます。
覚せい剤やコカイン、そしてシンナーも、しばらくやめていてもこのクレイビングという症状がしばしば頭をもたげてくるため、なかなかやめられないのです。
また、シンナーは吸引している時は酔っ払ったような感覚とシャキッと頭が冴え渡るような感覚をストロボの点滅のように交互に繰り返すので、私の場合シンナーをやめてうつっぽい退屈な日々が続くと刺激を求めてシンナーを吸いたくなるし、反対に睡眠不足が続くくらい頭が冴え渡って、特に何もなくても張り詰めた糸のような緊張感が続くと、精神安定剤代わりにシンナーが必要になるという症状が繰り返し押し寄せてきていたようです。
上記のような症状は、私がシンナーを吸う期間が長くなるにつれ、はっきりと出てきたような気もします。